“Ukon Stove” with…

先日はEvernew Ti Alcohol Stove EBY254 と各種チタンマグとの組み合わせを掲載してみました。

その続編ということで、今回は超軽量なウコンストーブとの組み合わせ例をやってみたいと思います。

※ちょっとTriPod Powerの記事が続いたので、内容のバランスもとれる気がします。 (^_^

 

まずは、定番のスノーピークシングルチタンマグ450(略してSP450、450ml)から。

DSC01297ストーブ自体の重量は4g程度なので、実測68gのマグとあわせてもかなり軽量です。

続いては、VARGOのチタニウム・トラベルマグ(450ml)。

DSC01298マットな仕上げがとても良いです。重量も65gと軽く、ハンドル下部の炎よけの加工が嬉しいですね。

3つめはMSRのチタンカップ(400ml)。

DSC01295重量は実測で56g、ウコンストーブ4gとあわせて60gです。炎よけ加工のかわりに、高い位置にハンドルが据え付けられているところが特徴です。マグ本体の価格の高さを抜きにすれば、非常に優れた組み合わせといえるでしょう。

ここからさらにサイズが小さくなります。EPIgasのシングルチタンマグ(330ml)。

DSC01299さきほどのMSRマグと同じく56gで、容量表記が小さくなっています。

このマグは、純正のチタニウムリッド(フタ)が発売されているところが気が利いています。

ただし、純正のフタは全部がチタンなので、フタの取っ手が熱くなってしまいます。

このため、加熱中は木の枝やお箸、ペグを使って持ち上げるようにします。

※かぶとやま工房のチタニウムリッドを手に入れる、という方法もあります。(^_^ b

最後に、TERRA NOVAのチタンマグ(370ml)です。

DSC01296重量は先ほどのEPIgasマグと同じく56gです。ただ、容量の表記がこちらは370mlとなっています。

筆者には同じ寸法に見えるのですが、なぜか10%強も容量表記が違うのです。

不思議ですね…。

 

というわけで、ウコンストーブにSP450と同口径のマグをあわせてみました。このクラスにはいろいろと選択肢があって、とても楽しいですね。

今回掲載していませんが、Belmontからもレアながら同口径の450mlチタニウムマグが発売されています。こちらも軽くておすすめです。

 

この湯沸しセットで作れるドライフードもいろいろとあるので記事にしてみたくなりました。

今回はここまで、良い週末をお過ごしください!

 

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VARGOへキサゴンウッドストーブ用のミニマルクッカー。

そろそろ寒の戻りも済んだようで、アウトドアクッキング日和となってきましたね。

今回は、折り畳みができてたいへん便利な「VARGO ヘキサゴンウッドストーブ」と、マグポットなどのミニマルクッカーをいろいろとあわせてみました。

TriPod Powerなどが最軽量なのですが、自然の枯れ木や松ぼっくりを現地調達して燃料にする、こういった軽量化もありだと思っています。

このウッドストーブは、VARGOプロダクトの中でもとくに特徴的というか、チタンの強靭さと軽さ、そして薪の使える自然との親和性がファンにはたまらない一品ですよね。

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まずは、Belmont(ベルモント)の深型シェラカップ480mlから。

これはほとんど往年のロッキーカップ1パイント版と同じですが、素材がチタンでハンドルもフォールディング仕様となっています。

注:チタンペグを刺したままにしていますが、径が十分ありますのでじつはこれは不要です。

ちょうど良い大きさで、ひとり鍋、炊飯、ラーメンなど、いろいろと使い勝手のよい構成です。

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つぎに同じくBelmontの600mlタイプの深型シェラカップ。こちらも人気があります。

DSC01259少したくさん食べるひとはこちらのほうがよいかもしれません。また、二人分のお湯を一気に沸かすこともできますので、ウルトラライトなペアトレッキングをされる向きにも適しています。

火力調整蓋により、とろ火調理のできるトランギアTR-B25や、より軽量化されたエバニューチタニウムストーブEBY254などのアルコールストーブを内部に仕込んで風防兼ゴトクとしても威力を発揮します。

続いては、スノーピークシングルチタンマグ300(SP300)。このマグは、ストーブの内径よりも小さいため、チタンペグを通しておいて、そのうえに置くようにします。

DSC01252このマグはじつに、ぴったりとはまります。また、ストーブをたたんでしまえばかなりコンパクトに収納できます。お湯沸し専門、といったところでしょうか。お湯の用途としてはカップラーメン、アルファ米、粉末スープ、コーヒー&紅茶あたりが適当でしょう。

念のため、エスビットのスタンダード(ちいさいほうのヘキサミンタブレット)を着火剤としてパウチに持っておいて、枯れ枝などをメインの燃料として使えばかなりコンパクトな装備となります。

同じような使い方のできるマグとしてはMUJIのアルミマグ(小)があります。こちらもぴったり。

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ちなみにMUJIのアルミマグは(大)もあります。こちらはこのブログの「マグをポットに」のページでもおなじみですよね。

DSC01255こちらのマグポットセットは、量産体制に持っていきたかったのです。が、販売元の良品計画さんに継続販売の計画がないことを知り、あえなくリッド生産を断念しました。

というわけで、このマグポットセットのオーナーは、筆者以外にはおひとりしかいません。

一合炊きのマグ炊飯に適した構成だったのですが、本当に残念です。

もしもこのマグに合うリッド(フタ)だけを作ってほしいひとがいらっしゃったら、ブログのコメント欄かショップのお問い合わせフォームでお知らせください。(希望があれば1000円+税+送料210円くらいでつくります。)

ちなみに、このヘキサゴンウッドストーブが苦手とするマグが存在します。

たとえば、450mlタイプのこれ。

DSC01257残念なことにスノーピークシングルチタンマグ450(450ml)は座りが悪いですね。また、同口径のBelmont450ml、mont-bell450ml、VARGO450ml、TERRANOVA370ml、EPIgas300ml、MSRチタンカップ400mlなども同じくうまくのりません。ここは、注意が必要となります。

あと、ふつうサイズのシェラカップも苦手ですね…このような感じにずれてしまいます。

DSC01260各種450mlマグやシェラカップを使いたい場合は、おとなしくトランギアやエバニューのアルコールストーブを使ったほうがよいでしょう。また、エスビットのポケットストーブなんかも台形にして使えばうまくのります。

いかがでしたでしょうか?

みなさんも自分に最適なウルトラライトクックセットを見つけてみてくださいね。

 それではまた!

EPIgasのリッド(純正ポットセット)

EPIgasポットリッドEPIgasのシングルチタンマグ(300ml, 56g, 約2100円)とそのリッド(フタ, チタン製, 15g, 約1400円)について検索してこられる方が多いので、念の為にその写真を張り付けておきます。たしかにこれ、よいチタニウムポットセットですよね…。

※写真をさわると、Amazonのページ(フタのほう)を見られるようにしてます。リンク先のAmazonの写真もポットセットですが、ポット本体は別売なので注意してください。別に送料もかかるようです。

じつはこのマグ、火にかけると変形するとのことで、直火を推奨していないようです…。が、筆者は気にせず、平気で炙り(あぶり)まくっています。Amazonのレビューにも直火でコーヒーを淹れている方のコメントがありました。おそらくは、空焚きなどで熱しすぎなければ大丈夫なのだと思っています。ただ、やる方はあくまでも自己責任でやられているようです。当ブログ読者のみなさまも、あくまでも自己責任でお願いします。

マスプロダクトのポットセット(ポット本体とリッドの組合せ)としては、最小(300ml)・最軽量(合計71g)でウルトラライト路線のフロントランナーといえるでしょう。マスメーカーが、このようなことをやってくれていることに感謝したいと思います。価格も合計で4000円以下で入手できるのでお買い得だと思います。

対抗馬はFreeLightさんの「Titanium UL350Pot / チタニウムUL 350 ポット」くらいでしょうか。こちらは4200円+送料で少し高めの設定です。(ちなみにこのマグポット、350mlらしいのですが、筆者の見るところ、EPIgasのそれと同じ寸法でした。この違いは推奨する水の量なのでしょうか?)

いろいろ書きましたが、フタに興味のある読者の方は、当ブログの「リッド・フタについて」ページも参考にしてみてください。フタ愛好者限定ですが、すこし幸せになれると思います。

※リッドはウェブで探すと、送料込で1800円程度のようです。(2013年12月調べ) 実店舗では、ICI石井スポーツさんでたしか1580円くらいで些少ながら店頭在庫をおかれていたと思います。

EPIgas シングルチタンマグ(330ml)

DSC00468EPIgasから販売されているシングルチタンマグに、製作したリッドをあわせてみました。

その容量は330mlとのことですが、前に書いたTERRANOVA製の370mlマグとほぼ同じサイズです。

重量はカタログスペックで56g、チタニウム8gリッドとあわせて60gですから、実測52gの計算になります。

メーカーページには税込2415円のマグ本体が掲載されているだけででした。しかし、じつはメーカーからもこのマグに合う15gのチタニウム製リッドが別に販売されています。

変形するとのことで直接火にかけることは推奨されていないようなのですが、筆者はお構いなしにお湯沸かしに使用しています。

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