先日、梅田グランフロントの好日山荘で買い求めた「TriPod Power H36」と、白馬堂さんからわけていただいた、元祖「TriPod Power」を比較してみました。
スペックとしての違いは、「高さ」です。H36がその名のとおり36mm、元祖は45mmとなっています。
重量は、どちらも7gです。しかしH36のほうが高さがない分、本来は軽いはず…。よくよくみてみると、H36のフレームが幅広くとってあり、その分重くなっているようです。
今回のH36では、大衆向けのプロダクトとして、剛性をあげるような工夫がなされているのでしょう。
ちなみに、材質はどちらもSUS304(比較的定番のステンレス材)となっています。
それでは、実際に火にかけてのテストです。まずは元祖TriPod Powerから。
100均の固形燃料は高さがありますが、元祖は高さがありますので、ちょうど良い感じでなべ底に炎があたっています。
今回は撮影のために、まわりになにもありません。本来は熱のまわりをよくするために、ウィンドスクリーンでかこって使います。
つづいてはH36です。こちらはアルミのボトルキャップ(中敷きのプラスチックは除去しています)のなかにエスビットの固形燃料を入れて着火しています。これはこれでちょうどよい高さです。
ちなみに100均の固形燃料では高さがちょうど同じくらいになってしまい、なべ底との距離を充分にとることができません。
これはエスビットの燃料に特化したバージョン、ということなのでしょう。
今回はベルモントのロッキーカップ互換480mlカップで炊飯も一緒にやりました。写真はTriPod Powerの元祖。
先日は弱気になり、0.5合炊きにしてしまったため、やっておきたかった1合炊きにしてみました。
固形燃料一個だけだと、時間が少し足りなかったようです。
エスビットの固形燃料(小)を追加で投入することになりました。
炊飯をしながらふりかえると、個人的には、やはりTriPod Powerの元祖がよいように思いました。
なぜなら、エスビットも、100均の固形燃料も両方使えて汎用性が高いのです。重量もかわりません。元祖のほうが高価なのですが、充分にその価値はあるでしょう。
エスビットの固形燃料に用途を限定したかたちとなるH36は割り切りで使う方にお勧めしたいと思います。
今回はただの白ごはんでもよかったのですが、ひと手間かけて山菜の炊き込みご飯にしてみました。
ここでも手製のチタニウムリッドがたいへん役に立っています。
ダシと山菜の良い香りがします。ちょっと山菜入れすぎてしまいましたね…。
今日は、「480ml互換ロッキーカップ+カスタマイズリッド+TriPod power(元祖)」と、
「MUJIのアルミマグ大+手製のアルミリッド+TriPod PowerH36」の2構成でした。
「軽量なストーブたち」のページにストーブについて詳しく書いていますので、そちらもみてみてください。