軽量なストーブたち(3/3)

雪月花 TriPod Air / Power

Air       : 重量:3g 材質:ステンレス 価格:3500円

Power    : 重量:7g 材質:ステンレス 価格:4000円

PowerH36 : 重量:7g   材質:ステンレス  価格:2100円

ガレージメーカー、というよりもアウトドア好きの”プロの設計者”の方がデザインした、超軽量の固形燃料用のゴトクです。カエンなどの100均固形燃料や、エスビットのヘキサミン固形燃料、果てはドリンクのアルミキャップなどを使ってのアルコールバーナーのゴトクとして使用することができます。これぞ「究極のウルトラライト」といえるでしょう。

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TriPod Airは、おそらく世の中に存在するゴトクの中では最軽量となります。筆者は、六甲の白馬堂さんで入手しました。(2013年12月05日に記事更新)

本サイトの用途的には、耐荷重は充分Airで足ります。つまりこちらのプロダクトがウルトラライトの本命となります。

TriPod Powerは、デザイン的にも優れており、2013年の京都デザイン展で入賞し、製作者の松山氏は京都府の表彰を受けています。

このサイトの主旨(ウルトラライト)にも関わらず、そのあまりの美しさにTriPod Powerのほうを先に手に入れてしまいました…

これでもたったの7g、エスビットのチタニウムストーブよりはかなり5g弱落せてるんだから、と自分を納得させて先に入手したのです。

それだけの魅力・魔力がこの作品にはある、ということかもしれません。

DSC00481本当にこの、TriPod Powerはたいへん美しいものです。生みの親の松山さんは本当にさらりとおっしゃっていましたが、このフォルム、製作手法は本当に見事としか言いようがありません。

ぜひ、リッドの製作のヒントとして取り入れたいものです。アレンジバージョンもいろいろ考案されているようですので、今後も多いに期待できます。

 

TriPod Air と「はめこみ式」のウルトラライトストーブ。

DSC01101TriPod Power を中にセットするタイプのアルコールストーブ。

このタイプは熱の還流により、アルコールが加熱されて火力が増します。

DSC01095TriPod Power と 100均固形燃料 での燃焼。

DSC01083なお、2013年の暮れに「Tripod Power H36」がリリースされました。(2013/12/23の記事)

写真の左は従来の「Tripod Power」で、右が「Tripod Power H36」です。

DSC00853こちらも左側がTriPod Power 、右側が TriPod Power H36。それぞれの高さにあったアルコールストーブをあわせて燃焼テストを行った例です。

ウィンドスクリーンを設置しておらず、風にあおられています。やはり風対策は大事…。
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動画(日中バージョン ※アルコールストーブの特徴で、日中は炎がみえません。)


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動画(夜間バージョン ※日が落ちると炎がみえるようになります。)

TriPod Airその1

TriPodAirその2

TriPod Power

TriPod Power H36 ※これは風防がないとダメな例です。

マイクロサイドバーナーストーブ 重量:4g 材質:アルミニウム 価格:約200円

DSC01267最後に番外として、自作のアルコールストーブも紹介しておきます。

このシンプルかつ、軽量なストーブは「ウコンの力」などの小さなドリンク缶を流用して製作したものです。

アルミ缶の塗装を磨き落としてから水平にカットし、パンチ穴あけ加工をしたものが右の写真です。

この種のサイドバーナー式ストーブのメリットは、ゴトクなしでそのままSP220、SP300、SP450、SP600を搭載することができます。

DSC01070意外にもこれは重宝しています。小さなマグをのせて、かつマグ底部に効率よく炎を直噴できるようなものが市販品でなかったので、製作してみました。

DSC01072ほ かにも、コーラ缶などを組み合わせたりしたものなどをよく作りました。しかし、直径が大きくなると、結局は既成品のストーブで事足りてしまいます。また、 ゴトクについても合うものを用意する必要がでてきます。ということで、自作のものは上記のストーブに落ち着いています。

このブログでは、ほかにも超軽量マグをポットに見立てて活用する「マグをポットに」ページ、マグにあわせて使用するリッドについて書かれた「リッド・フタについて」ページがあります。

ウルトラライトにご興味のある方は、あわせてチェックしてみてください。

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